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W3CがHTML5を廃止してHTML Living Standardが標準規格となった！

W3Cが2021年1月28日でHTML5を廃止してWHATWGという団体が策定している「HTML Living Standard」が標準規格となりました。
W3Cが策定している標準規格とHTML Living Standardは細かい差分がありますが、HTML自体は今までと変わらずに使用できるので改修作業などをしなくても大丈夫ですが、今まで標準規格を参照していた箇所が変更になりました。

WHATWGとは？

WHATWGは「Web Hypertext Application Technology Working Group」の略称で、Apple、Mozilla、Operaの従業員が2004年に設立した団体です。
W3Cが策定したXHTMLなどの規格が構築現場のニーズからずれていると不満に思ったのがきっかけで設立されました。
W3CはHTML5を策定する時はWHATWGのHTML Living Standardを元にするまでに影響力が強まりました。

HTML Living Standardについて

HTML Living StandardはHTML5に代わる標準規格ですが、策定方針が違くなります。
W3Cは「作業草稿、勧告候補、勧告案、勧告」と段階を得て策定してましたが、HTML Living Standardは継続的に少しづつ日々更新されます。
そのためバージョン番号などの概念がありません。

現在はHTML5の規格とほとんど差が無いですが、策定方針が違うので注力する仕方を変える必要がありそうです。