ソリッドシード株式会社

自社サービスをDockerを導入して運用してみた結果

2020年1月27日

当社では「エンジニアルート」や「toco」といった自社サービスを運用しており、Dockerを使用して環境構築を行っています。
Dockerを使用ないで運用していた時の問題点と、なぜ採用することにしたのかをまとめて見ました。

以前の環境

Dockerを使用する前はローカルPCの開発環境はWindows+XAMPPとMac+MAMPで行っていました。
本番環境とテスト環境はAWS EC2にNginxやPHPなどをインストールしてサーバー構築を行っていました。
XAMPPとMAMPはApacheでPHPのバージョンもローカルPCとサーバーで異なるためローカルPC環境では動くがサーバー環境では動かないといった環境の違いによる弊害がおこりました。

採用した理由

以前から同じ環境で開発できるようにしようと仮想環境を検討していたところに Dockerというのを知りました。
調査して検証したらVMwareなどよりも起動が早く、ymlでシステム構成が記述でき、提供されているイメージが多くNginxやPHPのバージョンが最新のがあり活発に更新されていました。
これならば導入ハードルも低く運用もしやすくなると思い採用しました。

Dockerを導入した結果

コンテナ型仮想化などDockerを理解する必要があるが、システム構成ファイルを作成すればWindows、Mac、Linuxで同じ環境が構築されるので今まで環境事に行っていた作業が1回でできるようになり時間短縮でき楽になりました。
新しくプロジェクトに参入する人も同じ環境がすぐに手に入るのもかなりメリットがありました。
また、NginxやPHPなどがバージョンアップしてテストする場合もバージョンアップしたコンテナを作成してテストできるので、新たに環境構築してデータ移行などをしなくても試せるのでバージョンアップがしやすくなりました。

投稿者:Saito